価値主義とは
価値主義とは、「資本」ではなく、お金などの資本に変わる前の「価値」を中心とした世界のことを指します。
現代の世の中は資本主義で回っている。資本主義で重要なのは「資本」を最大化することです。
資本主義においては、資本になりにくい価値、たとえば注目や信頼の度合いというのは、あまり重要視されていません。
しかしテクノロジーが進化してきたことにより、資本以外の価値が見える化されるようになってきているのがポイントです。
どのような価値があるのか?
それでは一体どんな価値があるのでしょうかと言う話です。価値の中には大きく3つあります
1.実用的価値
お金が儲かるとかお金が儲からないといった価値になります
2.感情的価値
感情的なものに対して価値を感じると言うことですエンターテイメント系の価値になります
3.社会的価値
世の中のために何か貢献したいと言う価値です
要するに、現代社会ではお金が儲かる儲からないと言う価値判断だけではなく
エンターテインメントなどの感情的なものだけではなく社会にとって良いことも価値を持つと言うことです。
世の中がSDGsへ向かうのもそのためだと思われます。
要するに行き過ぎた資本主義に対してブレーキをかけ世の中のためになること感情に訴えることに投資が集まると言うことです。
社会課題の解決、二酸化炭素の排出削減、宇宙開発や仮想空間メタバースのトレンドなど儲かるかわからないものに投資が集まっています。
企業の価値も変わる
これからの企業は気候変動や労働問題など世界的な社会課題に対応するため、
環境(Enviroment)、社会(Society)、統治(Governance)、
3つの要素を重要視する形が求められています。
この環境社会統治の頭文字をとってESG経営と呼びます。
ESGの項目に着目することで、企業は長期的な持続的成長をしていくことができると言うことです。
結局のところこれからの時代は、売り上げ、利益といった儲けの数字よりも
社会課題に貢献し持続的に成長することができる企業が求められていると言うことです。
逆に、収益(お金)言う部分では伸びない時代になってきていると言うことです。
企業が成長させるべきは財務指標ではなく非財務指標に変わっています。
この変化を認識して今やらなければいけない事は、環境の変化に大慌てして目の前の収益や数字を調整することではありません
中長期的な視点を持って、環境社会に貢献すること、企業内のガバナンスを整える事です
「より高くよりも、より遠く」が重要な時代になっていきます。
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