アート思考とは何か?原体験を元に自分が欲しいものを、世の中に広め、共感を集めましょう!

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アート思考とは

アート思考とは、アーティストが作品を生み出す過程における考え方、思考プロセスです。

「デザイン思考」は、課題に共感し、それを解決するための思考方法ですが、「アート思考」は、自分を起点に、価値観の再定義を繰り返しながら、自分なりの答えを描き出していきます。

このアーティスト的な考え方が、心と身体の健康や幸福度、ビジネスの創造に大きく関係があるとして、現在、ビジネスの世界で注目されています。

アート思考の3要素は次の3つです。
1.自分を起点にする

自分の些細な気づきや、違和感、小さな疑問等を大切にする。「正解は何か」ではなく、「自分がどう解釈したか」を起点にする。

2.アウトプットする
言語だけでなく、感じたこと、考えたことをアウトプットしてみる。「正しい答え」ではなく、「自分なりの答え」を追求する。

3.価値観を再定義する
アウトプットに対して、他の人からフィードバックを受ける。自分が常識だと思っていた価値観から、新たな気づきを得て再定義する。

自分を起点に、事実をもとに「どう思うのか?」、感想をもとに「なぜそう思うのか?」を述べて、アウトプットし、フィードバックを得ることで、価値観を再定義していく思考方法です。

アート思考への5つのステップ

アート思考をするには、5つのステップがあります。
STEP1「発見」
自分の主観と好奇心で価値あるもの、面白いと思うものを発見していく。
STEP2「調査」
自分が発見したものの認識を深め、徹底的に調査する。他に似たようなものがないかを探索する。
STEP3「開発」
自分が発見した面白いものに向けて、オリジナルな表現手法の適用を検討していく。
STEP4「創出」
具体的なアウトプットのイメージを膨らませる。
STEP5「意味付け」
アウトプットしたものが何かを他人にも理解できるように、言葉によって意味付けする。

主観に基づいて、アウトプットを創出し、意味づけし、他社に共感してもらうことで、「自分なりの考えでよい」というのがアート思考です。

共感を集めることが重要

デザイン思考は、共感、問題定義、創造、プロトタイプ、テストの5つのプロセスから構成され、他人を観察し、共感することがポイントとなります。

アート思考は、原体験、創造、プロトタイプ、共感の4つから構成され、作り手自身が起点となって、人に共感してもらう点がポイントになります。

事例を紹介すると、
デザイン思考で考えた「NINTENDO Wii」は、ゲーム機があることで子供と親の関係が悪化しているという課題から、家族みんなで使えるリモコンを開発しました。

アート思考で考えた「Uber」は、いつでも、どこからでもタクシーを呼べないかと、iPhone所有者とタクシードライバをつなぐアプリを開発しました。

課題に共感し「デザイン思考」で製品を作るのか、自分が欲しいと思う「アート思考」な製品を人に共感してもらうかの違いがありますが、多くの人の共感を集めることが重要となります。

自分なりの考えを、アウトプット、フィードバックを受けながら、価値観をアップデートする「アート思考」で共感を集めましょう!!

あとがき

アート思考について学んだ内容をブログに書かせていただきました。

大きなポイントは、原体験を元に、自分を起点にアウトプットしていき、共感を呼ぶことかと思います。

デザイン思考が、相手に対する共感を元に、課題を設定し、創造するのに対し、

アート思考は、自分の欲しいもを想像して、共感を得ていくということで、アプローチが異なるということがわかるかと思います。

つまり、アート思考が成功できるかどうかは、「共感力」にあるというのが大きなポイントではないかと思います。

アート思考の場合、自分が欲しいもの=独りよがりになってしまうと、多くの人に認められないため、共感を集めないといけないです。

なかなか認めれられない、アーティストは辛い面はありますが、認められたアーティストは、求められることに対応しているため、なかなか難しいところではあると思いますが、

自分が欲しいと思っているものが、世の中の人も欲しいと思っているというのは、アート思考の素晴らしいところだと思います。

アート思考を学んで、自分の欲しいものを、世の中に広め、共感を集めましょう!

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