変革の８ステップとは
ジョンコッター氏が提唱した変革８段階のプロセスです。
① 危機感を高める
② 変革推進のためのチームを作る
③ 変革のためのビジョンと戦略を掲げる
④ ビジョンと戦略を周知徹底する
⑤ 自発的な行動を促す
⑥ 短期的成果を実現する
⑦ 成果を生かして、さらなる変革を推進する
⑧ 変革を根付かせる
重要なのは、企業や、組織を変革するには、変革の８段階のプロセスを順番に実行していく必要があります。
８つのつまづき石
変革が必要となっている組織は「サイロ（タコつぼ）」のような状態になっている状況です。トップが「変革」を叫んでも、進まない「８つのつまづき石」が存在します。
①内向きな企業文化
②官僚主義
③社内派閥
④相互の信頼感の欠如
⑤不活発なチームワーク
⑥社内外に対しての傲慢な態度
⑦中間管理層のリーダーシップの欠如
⑧不確実に対する恐れ
企業や組織を変革する際は、「８つのつまずき石」を取り除くため、抵抗を克服するアプローチを実施する必要があります。
①教育とコミュニケーション
従業員に正確な情報を伝え、協力を仰ぐ
②参加促進
反対派も、決定プロセスに参加させる
③手助け
新しい環境への適用を手助けする
④交渉と合意
大きな勢力を持っている人に交渉する
⑤策略と懐柔
戦略的または、金銭的に抵抗を弱める
⑥有形無形の強制
強制力を行使する
④、⑤、⑥のような交渉や権力を行使せず、①教育とコミュニケーション、②参加促進、③手助けを中心に多くの人を巻き込み、「８つのつまづき石」を取り除いていくことが重要になります。
変革のポイント
変革において重要なポイントとしては、
１．経営幹部の75％「危機感」をもたなければい変革は失敗する
２．ビジョンは5分で語れるシンプルなものを作る
３．短期的成果に貢献した人々をはっきりと認知し報酬を与える
４．変革の動きを企業文化として定着させる
です。
現在、デジタル化やオンラインを中心とした時間や場所を選ばない働き方の変革は、避けられない世の中になっています。
多くの企業が「変革」を迫られる中、やみ雲に企業変革を叫んでも成功することは難しいです。
「変革」には８段階のプロセスがあることを認識し、「変革」はどの段階にあるのかを知り、実現していきましょう！！
あとがき
ジョンコッター氏の変革の８ステップを学んだことを記事に書きました。
企業や組織を変革しないといけないという思いがある人は多いと思いますが、
変革にはステップが存在するというのが大きな気づきです。
大きなポイントは、
「経営幹部の75%が危機感を感じていないと、変革は失敗する」
というのが重要ではないかと感じます。
ボトムアップで変革を推し進めようとしても、トップが理解を示さないといけません。
そして、変革するときは、ビジョンを周知し、貢献度を評価することが重要となります。
最終的には、定着できるものでなければなりません。
つまり、変革は、OS(オペレーティングシステム）のアップデートです。
アップデートがうまくいけば、当たり前のように新機能を使いこなしているような状況になります。
DXやAIの活用も同じです。
企業内でIT技術を導入し、社内のOSアップデート、変革を進めて行きましょう！
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