Will-Skillマトリクスとは何か?部下を育成することで、4つのジンザイを育てましょう!!

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Will-Skillマトリクスとは

Will-Skillマトリクスとは、「やる気(WILL)」が高い・低いと「能力(SKILL)」が高い・低いを2軸に、部下のタイプを4つに区分し、より適切な指導や

指示、アドバイスの方法を考えるためのフレームワークです。

各マトリクスの説明

やる気はある(〇) 能力は無い(×) 
新入社員のように新しく入った人です。この部下には業務スキルをつけるための「指導」が必要です。技術やノウハウを教え、能力を高めていきます。

やる気もある(〇) 能力もある(〇) 
チームのトップパフォーマーです。
細かな指導ではなく「委任」することです。能力がある部下には、細かな手法は任せ、権限や裁量を与えて任せることで、更なる成長を望めます。

やる気は無い(×) 能力はある(〇)

宝の持ち腐れとなってしまっている状態です。
この部下には「動機付け」をすることが必要です。本人の能力を認めて、必要な人材であると伝え、コミュニケーションの場を積極的に作ります。

やる気も無い(×) 能力は無い(×) 
パフォーマンスを発揮できていない状態です。自主性を期待することは難しいため、「命令」をすることで業務パフォーマンスを発揮させます。

全員に細かい「命令」はいりません。部下のやる気や能力に応じて、指導を方法を変える必要があることを理解しましょう。

4つの「ジンザイ」になる

企業で働く「ジンザイ」は、やる気と能力の違いで、「人財」「人材」「人在」「人罪」4種類に分かれます。

人材
やる気はある(〇) 能力は無い(×) 

新入社員のように人材育成が必要な人です。能力は無いですが、やる気があるため、将来、成長が期待できる人です。

人財(5%~10%) 
やる気もある(〇) 能力もある(〇) 

将来会社を背負って立つ会社の財産のような人です。やる気も仕事能力もあり、人に信頼・尊敬される人です。

人在(80%)
やる気は無い(×) 能力はある(〇) 

仕事の遂行については問題なくこなす人です。能力はあるが、受け身姿勢で、やる気に欠ける人です。

人罪(5%)
やる気も無い(×) 能力も無い(×) 

組織にマイナスをもたらす人です。頻繁に遅延やミスをするような能力も低く、やる気も低い人です。

最初に、「人材」だった人は、指導の仕方次第で、「人財」にも「人在」にも「人罪」にもなります。

能力よりもやる気が大切

日本電産)永守重信社長が言うには、繁盛しているラーメン屋は、味やスピードは他より5倍上げることはできないが、店員の意識を変えて顧客満足度を100倍上げており、個人の能力の差というのせいぜい5倍ぐらいですが、意識の差は100倍になるとのこと。

「人財」を育成するためには、後に「委任」ができるように「指導」し、「やる気」を育成しながら、「能力」をつけていくことが重要となります。
自らが「人財」になり、「人財」を育成していきましょう!!

あとがき

Will-Skillマトリクスを知り、ジンザイのマトリクスを知ったときに、気づいた内容を記事に書かせていただきました。

実は、このマトリクスの両方ともが、縦軸「やる気(Will)」で、横軸「能力(Skill)」となっていることが重要です。

つまり、部下を育成するには、Will(やる気)とSkill(能力)のマトリクスが重要ということです。

その結果、最初に入ってきた「人材」は、育て方次第で、「人財」「人在」「人罪」に変わります。

上司は、部下のやる気を伸ばしながら、「動機づけ」と「委任」を行う必要があるということです。

部下に対して、やる気のある人には、積極的に仕事を任せる「委任する」、そして、

やる気のない人には、動機づけをすることが大切です。

ぜんぜん、やる気のない部下に「命令」することに時間をかけていても、人も組織も成長しません。

まずは、やる気が大切。その後、能力が伸びるように育成して、人財を作りましょう!!

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