フローとストックとは
ビジネスにおいて、フローとストックの考え方は重要です。
フローとは、一定期間内に流れた量
ストックとは、ある一時点において貯蔵されている量
のことです。
フローは水が流れていくイメージで、ストックは水が溜まるイメージです。
大切なのは、フローとストック両方を意識して、両方を実践してビジネスをする必要があります。
それぞれのビジネスの特徴
フロービジネスとは、顧客との関係は、商品やサービスを販売・提供するときにだけ発生し、売上はその度に流れてしまう売り切り型ビジネスのことをいいます。
例えば、飲食店や百貨店などの販売は「フロービジネス」になります。
フロービジネスは、短期間で収益化できますが、安定性が低いのが特徴です。
ストックビジネスとは、契約によって継続的に収入を得られるビジネスモデルです。
例えば、不動産の家賃収入や電気・水道・携帯電話の使用料などのインフラ事業は「ストックビジネス」になります。
ストックビジネスは、サービス開始直後は収益が上がりにくいですが、顧客が得られると安定性が高い特徴があります。
成功するには逆の行動が必要
フロービジネス、ストックビジネスどっちが楽というのはありません。
フロービジネスする場合、収益を安定させるためには、「リピーター」を作ることが重要となります。なぜなら、新規顧客に販売するコストは、既存顧客に販売するコストの5倍かかるという「1:5の法則」というものがあるからです。
売り上げの公式
売上げ= 客単価 x 客数 x 購入頻度
の中でも、購入頻度(リピート率)を上げることが重要です。
ストックビジネスの場合、定期購読してくれれば安定と思うかもしれませんが、新しい利用者を増やしたり、利用者が解約しないように、次々と新しいサービスを作り、リリースする必要があります。サブスクリプションサービスのようにしていかなければいけないということです。
つまり、フロービジネスをするときは、リピータを増やし、ストックを集める活動をしなければならず、ストックビジネスをするときは、つぎつぎと新しいサービスをフローする活動をする必要があるということです。
つまり、どっちのビジネスをしていても、成功するには逆の行動が必要となります。
フローとストックを意識しよう
ビジネスで、フローとストックが重要なことが理解できたと思います。
また、フロービジネスならストックを集め、ストックビジネスならフローしていくことが大切なのも分かったと思います。
個人に置き換えても、仕事をしていてフローとストックを意識する必要があります。例えば、新しい業務、研修参加などはフローです。毎日行う作業、定例会議はストックとなります。フローばかりの仕事をし続けるのは辛いですし、ストックばかりの仕事は飽きてしまいます。
新しい業務が多いときは、手順化してルーチンワークにし、毎日の作業は自動化し、新しい業務を取りに行くことで、フローをストックに、ストックをフローにしながら成長することができます。フローとストックを意識してバランスを取りながら仕事をして成長していきましょう!!
あとがき
フローと、ストックの違いとその事例について紹介しました。
世の中は、フローとストックのバランスで成り立っています。
フローとは、一定期間内に流れた量
ストックとは、ある一時点において貯蔵されている量
になり、水の流れを示すように、ビジネスでは「お金」や「情報」の流れを表しています。
特に面白いのは、
フロービジネスをしていたら、成功するためには、ストックを集める必要があり、
ストックビジネスをしていたら、成功するためには、フロービジネスをする必要があるということです。
普段の生活や仕事の中でも、フローの仕事が多いときはストック化し、
ストックの仕事が多いときは、フロー化することで、成長することができます。
ストックとフローを意識して仕事をしていきましょう!!
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