カオスマップとは
各業界の製品や企業など、そのプレイヤーを並べ、業界地図としてその展開状況を確認できるものをいいます。 カオスマップを確認すれば、業界内における各企業の立ち位置や勢力の関係を簡単に把握できます。
例えば、副業系カオスマップを見ると次のようになっています。
カオスマップの良いところは、各業界が機能別にカテゴライズされて、どんなプレイヤーがいるか俯瞰して見ることができるところかと思います。
EdTechについて調べた時にカオスマップを使用していますので、参照していたいただければと思います。
例えば、どういう機能がEdTechと言っているのかというと下記です。
①学習支援 ②映像授業
③校務支援 ④授業支援
⑤学習アプリ ⑥CtoC
⑦オンライン英会話 ⑧AI英会話
⑨プログラミング教育 ⑩デジタル教材・AI教材
⑪ロボットプログラミング
EdTechと言われても、授業のオンライン化をイメージしてしまいますが、カオスマップをみることで、デジタル教材や、ロボットプログラミングまでEdTechに含まれていることがわかります。
もちろん、各機能にいろんなサービスがあるのですが、見れば、オンライン学習をベースに、どんどん学びのカテゴリが増えていくと感じると思います。
各カテゴリでパートナーができる
カオスマップで気づくのは、各カテゴリで、パートナーができるということです。
例えば、学習支援のプラットフォームを作っている企業と英会話の企業がパートナー関係にあるというようなことが起こります。
パートナー関係になるということは、相手との補完関係にあるということです。各企業のどこが強くて、どこが弱いのかを考えるのに役立ちます。
業界が伸びるが、カテゴリに限界が来ると
カオスマップの各機能単位で競争が激化し、いずれカテゴリ内のビジネスに限界が訪れます。その際は、業界再編やM&Aが起こります。
例えば、ゲーム業界で言うところの、スクエア、エニックスのように、ゲーム業界は成長しているが、RPG(ドラクエとファイナルファンタジー)で争っている場合ではないというような出来事が起こります。
業界再編が起こるということは、どれぐらいのパーパスや、ビジョンを持っている人がいるかという面もありますが、定期的に、カオスマップをチェックして、業界の動向を見てましょう!!
あとがき
「カオスマップ」について記載いたしました。
業界を分析する際に、そもそもどういうカテゴリが存在して、どういうプレイヤーがいるのかを見ることができるのが「カオスマップ」の特徴です。
XTechなどの新し技術や業界に関して、まずはどういうカテゴリがあるのか理解すするのに役立ちます。
ポイントは、業界が伸びている間は、なんとなくプレイヤーごとにカテゴライズされているのですが、業界が伸びなくなったときは、各プレイヤーでM&Aが起こります。
Web3や、仮想通貨、AIなど、新しい術や仕組みがいっぱい出てきていますので、カオスマップを見ることで、業界・プレイヤーを把握し、M&Aが起こる理由を知りましょう!!
コメント