破壊的イノベーションとは
イノベーションとは、新しい製品を発明することだけではなく、サービスや、製品、組織、仕組み、ビジネスモデルなどに、これまでにない新たな考え方や技術を取り入れて、新たな価値を生み出し、社会にインパクトのある革新や変革をもたらすことです。
イノベーションには2種類あります。
1.持続的イノベーション
顧客の要望に真摯に耳を傾け、製品・サービスにおける性能の向上を図るイノベーション
2.破壊的イノベーション
参入段階では劣るが、既存製品にはない価値によって、既存市場を奪ってしまうようなイノベーション
長期にわたり、成長し続けるには、「持続的イノベーション」だけでは限界です。
どこかで「破壊的イノベーション」を起こす必要があります。
「破壊的イノベーション」には、
1.ローエンド型破壊的イノベーション
2.新市場型破壊的イノベーション
の2つがあります。
1.ローエンド型破壊的イノベーション
既存の製品よりも主要な性能が劣るものの、安価であるモノを提供するイノベーションのことです。
ローエンド型破壊的イノベーション事例
ローエンド型破壊的イノベーションの事例としては、「ファストファッション」が挙げられます。最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドです。シンプルかつ安さゆえに多くの既存市場を破壊しました。
ローエンド型イノベーションに求められる技術は、高度な技術である必要はなく、単純化・小型化などをもたらす技術的革新であれば良いことが特徴です。
2.新市場型破壊的イノベーション
既存の企業が重要視している顧客に向けた製品で競合するのではなく、これまでと異なる新しい顧客に対して、新たな価値を提案することで、市場そのものを新たに創出していくイノベーションのことです。
新市場型破壊的イノベーション事例
新市場型破壊的イノベーションの事例としては、「スマートフォン」が挙げられます。元々、通話の機能しかなかった携帯電話が、高速データ通信に加え、様々なアプリケーション、カメラを搭載することで、デジタルカメラ、PCなど、様々な市場を破壊しました。
新市場型破壊的イノベーションは、「無消費(これまで消費していなかった)」顧客へのイノベーションなので、新製品が従来よりもシンプルであり、製品コストが低い条件で成立します。
破壊的イノベーションの起こし方
既存市場を破壊してしまうような、革命的な「破壊的イノベーション」の凄さを感じたと思います。
イノベーションを、「高価格、低価格」と「新規市場、既存市場」の2軸で表すと、次のようになります。
結果として、「破壊的イノベーション」を起こすには、
1.低価格なものを作る
2.シンプルなものを作る
3.既存市場なら代替品、新規市場なら無消費
となります。
また、イノベーションは新しい発明を行うことだけではないため、自分の仕事は、持続的イノベーションが求めらるのか、破壊的イノベーションが求められるのかを意識することが重要です。
ローエンドや、新規市場から、破壊的イノベーションを起こして行きましょう!!
あとがき
クレイトン・クリステンセン氏の「イノベーションのジレンマ」を読んだ方は多いと思います。
いろんな製品や、サービスを作る際に、この考え方は、非常に勉強になると感じております。
市場が飽和状態で、ユーザの求める性能を超える製品を投入している既存市場を、破壊的技術やサービスで破壊する、破壊的イノベーションは、革新的で素晴らしいと思います。
破壊的イノベーションを起こすにはどうするかというと、
1.低価格なものを作る
2.シンプルなものを作る
3.既存市場なら代替品、新規市場なら無消費
結局のところ、「安くて良いものを、より多くの顧客に届ける」といういたってシンプルなことを実施して、市場を破壊していくということを感じ、ブログに記載させていただきました。
破壊的イノベーションを起こして行きましょう!!
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