分業とは何か?垂直分業、水平分業の特徴を理解し、組織の戦略を理解しよう!!

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過去のnote記事から、人気のあったものを公開します。

「あとがき」もお楽しみください。

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1.分業とは

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分業とは、複数の人員が役割を分担して財やモノの生産を行うことである。
生産していく工程をすべて一人だけでこなしていくのは、完成までに時間がかかり、しかも少量しか生産ができないうえに、生産者への負担が大きくなります。

分業は、迅速に大量の財やモノを生産するために、複数の生産者が生産工程において役割を決め、スケジュールに基づいて作業できます。

つまり、分業することで、効率的に大量生産ができるようになります!!

2.垂直分業と水平分業

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分業には、大きく分けて2つの方法があります。

1.垂直分業とは
階層レベルごとに固有の機能や役割を割り振るというものです。会社組織は、より上位の階層になるほど「考える」「指示を出す」という役割が求められ、逆に下位の階層になるほど「実行する」という役割が求められるようになります。このように「戦略策定」「現場対応」で分業します。

2.水平分業とは
水平分業には、機能別分業と並行分業があります。

機能別分業は、異なる役割をそれぞれが受け持つような分業のことです。
例えば、開発、製造、販売という機能別に分業します。

機能別分業には、作業の専門性を高めるメリットがあります。一方で、ある作業の成果が悪いと他の作業の成果にも影響があり、作業間の調整が必要となります。

並行分業は、同じような作業を同時並行的に行う分業です。たとえばA店・B店・C店で同じ業務を行うとうように分業します。

並行分業は、それぞれが独立しており、他のユニットの仕事の出来栄えに過度に左右されないで成果を上げることができます。

3.特徴を理解する

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垂直分業は、管理・統制が重要です。
垂直分業が適したプロジェクトは、規模が大きい、システムの対象領域が狭い、開発期間が長い、使い慣れたITを活用するといった特徴があります。

水平分業は、調整・協力が重要です。
水平分業が適したプロジェクトは、規模が小さい、システムの対象領域が広い、開発期間が短い、最新のITを活用するといった特徴があります。

現代では、どちらか一方に偏った組織構成をするのは難しく、組織の構成は、
 1.戦略  ・・・ 将来を考える仕事(トップの仕事)
 2.割り込み・・・ 突発的な仕事(幹部、リーダーの仕事)
 3.業務  ・・・ 日々の業務(メンバの仕事)

という組織構成になっていると思います。やってはいけないことは、戦略を考える立場の人が、日々の割り込み業務に追われたり、割り込み対応をする立場の人が、業務を引き受けたりすることです。
下を見て仕事をすると、組織はどんどん閉塞的になり、縮小していきます。
組織構成、役割を理解し、仕事をしましょう!!

あとがき

仕事をしていて、どのように仕事を割り振って、どのような組織を作りたいのか?

考えさせられることがありますが、

垂直分業を目指すのか、水平分業を目指すのかは重要です。

垂直分業を目指すときは、管理と統制、プロセスが重要となり、

水平分業を目指すときは、調整と協力、仕組みが重要となります。

現代では、どちらかというと、縦割り組織が強くなりすぎていて、

垂直分業よりも、水平分業の要素を入れながら、組織を構成しています。

結果として、組織ピラミッドは次のようになっている

 1.戦略  ・・・ 将来を考える仕事(トップの仕事)
 2.割り込み・・・ 突発的な仕事(幹部、リーダーの仕事)
 3.業務  ・・・ 日々の業務(メンバの仕事)

という話が腹落ちして、記事を書かせていただきました。仕事の参考になればと思います。

また、もう一つ上の視点で、縦割り組織に横串を通す記事も人気です。ぜひ読んでいただければと思います!

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