働き方の定義
企業に就職して働いていると、その働き方に慣れてしまい、働き方が進化していることに気が付きませんが、働き方は次のように定義され、進化しています。
働き方1.0:年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0:成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0:プロジェクト単位でスペシャリストが
離合集散するシリコンバレー型
働き方4.0:フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0:機械がすべての仕事を行うユートピア/ディストピア
働き方が進化すると、
働く側は、会社に縛られず自由に働けるようになる
雇う側は、必要な時に、必要な能力の人を集められる
と理想に近づいていくため、この流れは進み続けると思います。
日本の働き方
メンバーシップ型雇用
日本の働き方は、「メンバーシップ型雇用」と言います。新卒一括採用かつ、終身の雇用システムです。転勤や異動、ジョブローテーションを繰りかえしながら、会社を支える人材として長期的に育成していく働き方になります。年功序列に昇格するのが特徴です(働き方1.0)。
成果主義
「成果主義」とは、人事管理において、業績や成果に基づいて評価を行い、給与や人事などを決める仕組みです。「メンバーシップ型雇用」のままですが、年功序列システムから、能力主義に変わりました(働き方2.0)。
ジョブ型雇用
近年、日本で注目を集めているのは、「ジョブ型雇用」です。ジョブ型雇用では、明確なジョブディスクリプション(職務記述書)のもとに雇用されるシステムです。業務内容や責任の範囲、必要なスキル、勤務時間や勤務場所などを定めた上で雇用契約を結び仕事をします(働き方2.0)。
メンバーシップ型雇用と、ジョブ型雇用の違いは次のようになっています。
欧米の働き方
欧米はもともと、ジョブ型雇用ですが、GAFAのようなグローバル企業によって、世界中から優秀な人材が集まり、高い報酬、快適な職場環境で働いています。現在では、世界中で、優秀な人材の取り合いが起こっています。
欧米では、新しいプロジェクトを始める際は、プロジェクトの責任者を外部から引き抜き、プロフェッショナルなメンバを集め、最大の成果を出します。(働き方3.0)
さらに現在のアメリカでは、フリーランス人口増え続けており、2020年は5900万人で、アメリカの全労働者の36%を占めているそうです。
さらに、Uberや、クラウドソーシングなど、オンライン上のプラットフォーム等を通じて短期的な労働がおこなわれるギグエコノミーが活発になってきています。(働き方4.0)
働き方の進化
働き方改革や、リモートワークなどで、働き方が変わってきているのは感じていると思いますが、実際は、働き方は、1.0~5.0まで「進化」しています。
日本企業は、働き方1.0~2.0そして、3.0へ進化しようとしていますが、
欧米企業は、働き方3.0~4.0へ進化しようとしている状況です。
今すぐフリーランスになる必要はありませんが、「働き方は進化」していることを知り、将来どのような働き方になるか想像し、本業だけなく、様々なことにチャレンジして行きましょう!!
あとがき
「働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる」
から内容を記載させていただきました。
働き方が変わってきているというのは、みなさん感じていると思いますが、
働き方1.0 ~働き方5.0への定義が素晴らしく、この方向に進んでいくというのを感じました。
また、日本と、欧米の働き方の違いも重要で、欧米の方が進んでいる。
米国の傾向から、将来はフリーランスとして働く人が増えるというのが重要だと思います。
日本で働く場合は、いきなりフリーランスは厳しいかもしれませんが、
将来はフリーランスとして働くという考えで仕事しても良いと思います。
コメント