各業界と、テクノロジーが組み合わさった xTechが話題となっていますので、代表的なものを紹介し、今後どうなっていくのかを考えたいと思います。
EdTechとは
EdTech(エドテック)とは、教育(Education)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。教育と情報技術を結びつけたさまざまな領域があります。
2018年度のEdTechカオスマップによると、11種類の領域があります。
①学習支援 ②映像授業
③校務支援 ④授業支援
⑤学習アプリ ⑥CtoC
⑦オンライン英会話 ⑧AI英会話
⑨プログラミング教育 ⑩デジタル教材・AI教材
⑪ロボットプログラミング
オンラインで授業するだけではなく、様々なカテゴリがあり驚かされますが、「国語」、「算数」、「理科」、「社会」、に加えて、「英語」や「プログラミング教育」などもあることと、AIが先生やコーチの役割になっていくのがポイントかと思います。
STEM教育
これからは、学校教育も大切ですが、「STEM教育」が重要と言われています。
STEM教育とは
S:Science(科学)
T:Technology(技術)
E:Engineering(工学)
M:Mathematics(数学)
それぞれの頭文字を取った言葉です。
米国ではSTEM教育5ヶ年計画が2013年からスタートし、 高校卒業までの間でSTEM分野の経験を持つ若者が増加してます。また、日本でも、大学入試に2025年から「情報」加わるという話もあり、これから「技術」や「工学」に対する教育の比重が増えていくと思われます。
また、STEMだけなく、
「A:Art(芸術)」を加えたSTEAM
「R:Robotics(ロボット)」を加えたSTREAM
「S:Sports(スポーツ)」を加えたSTREAMS
などの用語もできています。
子供たちは大変かもしれませんが、教育の内容は、より実践的になり、種類が増えて行きます。
ラーニング・エコノミー
種類がいっぱい増えると、どれを学べばよいのかと悩むかもしれません。
現在、米国では、「ブロックチェーン」と「教育」の組み合わせで、人々が自身の学びとキャリアに関するデータと引き換えに、無償で学ぶ機会を得るという構想「Learning Economy:ラーニング・エコノミー」というシステムが登場しています。
ラーニング・エコノミーでは、「ユニバーサル・ラーナー・ウォレット」という機能で、ユーザーの持つすべての「学び」に関するデータを管理し、ユーザーは自身のキャリアや今後身につけるべきスキルなどについて、AIよる個別のアドバイスを受けることができるようになり、個人にあった学びを薦めてくれます。
ラーニングエコノミーでは、「スキルは新たな通貨」として話題になっています。
「ブロックチェーン」x「教育」で、人が学んだ記録が、ブロックチェーンの分散台帳に残るため、記録がある人は授業を受ける必要は無くなり、最終的には、学校や受験もなくなる時代が来るかもしれません。
学び続けましょう!!
あとがき
EdTechについて調査をしました。
教育とテクノロジーが組み合わさることで、「より良い教育を、いつでも、どこでも受けられる」ということは理解ができると思いますが、
重要なポイントとして、これまでの基礎教育である「国語・算数・理科・社会」とは違ったカテゴリの勉強がこれから重要なることを理解する必要があります。
STEM教育が、STEAM,STREAM,STREAMSになるように、今後、様々なジャンルが必要になってきますので注意が必要です。
さらに、ブロックチェーンが入ってくると、勉強の内容はさらに細分化され、記録が残ります。
学んだ記録をを共有し、AIに、キャリア形成、ロールモデルをおススメされることで、新たな仕事の機会を得たり、次に学ぶべきものがわかる時代になります。
学び続けていきましょう!!
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